最後は、誰彼から言われたからではなく、尊厳なるご本人のご意志。

今宵は、反省も込めて申しあげます。 今から12年程前、ある方と出会ってからの一週間の毎夜、私は同じ夢を見ました。 夢では、その方を東京に連れていかねばならないというのです。 なぜと問いますと、その方はラマナという祭司の力を秘めているというのです。 そして、東京は、拝ヶ石巨石群の東門寺のように、日本という斎園殿(エデン)の東です。 私も、その方とのご縁の、思い当たる記憶が、少し甦りましたが、常識的に考えましても、そのような話を、これまで何の接点もなかった方に持ちかけましても、頭がおかしいと、気持ち悪がられるだけです。 しかしながら、オウム教との戦いの中で、熊本駅を爆破などしないだろうと、どこかで甘い期待と油断があり、実際は東京でサリン事件が起きたのですが、何らかの知らせを無下にできないと考えて、勇気を出して話して見ました。 そうしましたら、以外と聞いてくださったのです。 それから三年して、その方が学校を卒業されてからの進学までの間、一回、東京に行くだけ行って見ようと話そうとしましたら、お付き合いする方ができて、話は聞けなくなったとおっしゃるのです。 しばらくは手紙を渡す事になりましたが、またしばらくして、はっきり断わられましたので、もうこれ以上はご迷惑はかけられないとして、諦めたつもりでした。 ところが、最後に私は、卑怯な事に、東京に行かなければ、三年後のその方の誕生日である11日に、東京に地震と大津波が来ると、口走ってしまったのです。 何かが起きたわけでもないのに、私の話を貴重な時間を削って聞いてくださった方に、大変な責任を押しつけたようで、申しわけなかったと思います。 実際は、二年後に東日本大震災がありましたが、東京に大津波が来る事はありませんでした。 それ以降、当たりもしない、あてにならない危機を煽り、プレッシャーを与える話はしまいと、肝に命じて参りましたが、昨年末ぐらいからの自らの投稿を読み返しますと、同じ事を繰り返しているようです。 人には自由意志があり、意志は、強要されるものではありません。 天命は、本人の意志があって初めて、天命と呼べるもので、押し付けではいけないと考えます。 私の言葉も、皆さんの尊厳に照らされて、消えて逝く、儚いものですので、大事なのは、個々の皆さんの、尊厳なる何かです。 いつも読んでいただき、ありがとうございます。