あるお方が、罪があるから死があるのですよとおっしゃいました。
あなたの替わりに罪を負ってくださる方がいらっしゃるので、もう死ぬ事はありませんとの事。
ご親切なお心はありがたいのですが、それが肉体の死にせよ、永遠の命にせよ、人類は、その死の確率を減らすために、少しでも財を蓄えよう、政治的にも宗教的にも、高い地位を得ようと争ってきました。
そして今、死を避けるために、永遠の命のために、自らの尊厳を隷属させておられます。
もしあなたが、生を賛美なさるのなら、死も賛美なされなければなりません。
ところで、もしも花びらが散らず、花に死がないのなら、美しいと感嘆し、愛でる事があるのでしょうか。
そしてあなたは、波が立ったり、波が止まったりして消えて逝く泡ではなく、波を可能にしている海そのものなのです。
そもそも、神伝(古事記の神生み島生み)に記されていますように、海(あなた)があらなければ、波(八百万神(天使)、大八島)も存在できません。
重ねて申しますと、あなたは、淡路と固まる、波に隷属なさるお方ではあられないのです。
写真は、実家の口伝が表現された掛け軸です。
熊本地震の雨漏りで痛んでしまいましたが、使いとしての命は全ういたしました。
Comments