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yamato-567

玉真名の市鳥

幼少期に鼻口が同時に塞がる不明の病にみまわれ、ドリルで穴を開けて、かろうじて生きていました。

熊本市内の大病院も諦め、猿すべりの芳山から、母の雉馬の里の球磨に向かいました。

そして、犬童病院で療養する事になりました。

病院の息子さんとは、後に遠く離れた高校で、クラスメイトとなるおまけもあるのですが、そこで、祖母の出身のサガラのヨウラの昔話を聞く事となります。

そして、サガラには、トトロの森という、太陽神殿(ラ)があるのです。

私の幼少期までの本籍地が、スワラでしたので、私には、ラがついてまわるのだと、子供ながらに可笑しくなりました。

ところで、皆さんは、科学の進歩により、地球に居ながら、地球を外から映像で見る事が可能です。

ところが、地球に居ながらと申しましたが、あなたは、本当に地球においでなのでしょうか。

私は、病室で不思議な光景をみました。

息が止まると、一つの影は消え、それまでその影に潜んでいたもう一つの影が飛び立ちます。

飛び立った影が戻って来ますと、今度は消えた影が延び始めます。

気がついたら、息をしているのです。

飛び立った上の影(トキ鳥)も、延びた下の影(黒犬)も、私自身のようであるのですが、それでは、その影の後ろにいる、上でも下でもない、影を知っている私はいったい何者でしょう。

また、なぜ美しき世界(天国)を見ながら、汚れた世界(地獄)を見ているのかという疑問は、私は、美しいものでも汚れたものでもないという、かすかな気づきを、成人するまで引きずる事となります。

続きは、またの機会にいたします。

写真は、昨年の正月に足元まで飛んできたアオサギと、晴天の日、後ろに建物もない所で、トトロの森の看板に映った、なんの変哲もない影です。



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