日本に渦巻く、火水が淡路と固まる過程を予見いたしますと、憎しみの波に、はねのけようと対処しますれば、いずれ衝突はエスカレートし、滅びの道を歩みます。
しかしながら、押し寄せる憎しみの波を避けますならば、国は他国のいいようにされ、やはり滅びの道を歩みます。
私は、はねのけようの方を選び、少年の日から民族運動に参加いたしました。
押し寄せる波は次から次へとやってきて、まさに喧嘩腰で戦いました。
祖父は、中学に進学してからは離れていた海へ、私を連れ出しました。
その日は台風も近づき海が荒れていて、私は何度も波に飲み込まれそうになりましたが、痩せこけている祖父は、同じ場所を動いていませんでした。
押し寄せる波と格闘する押し返す私ではなく、これが、寄せては返す不知火の型なのだと察しました。
米国との戦争で、最前線の島を転戦しながらも生きていた祖父の奇跡を、目の前でみた驚きは、その後の人生を大きく変えました。
その日から、戦いながらも、憎しみそのものが湧いてこない、不思議な感覚となりました。
先の大戦では、降りかかる火の粉を払うために日本は必死で戦いましたが、鬼畜米英と憎しみを神に祈ったのも事実です。
また、日本国が世界で最も長く続いてきたわけは、おそれながら、天皇皇后陛下のお言葉に、不知火の型があられるからだと、そしてそれは、日本人だけでなく、世界人類が生き残る道なのかも知れません。

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