古代は、例えば、春過ぎて→バルツゥギィテイと発声していました。 まるで般若心経での、漢訳をしないで残された読みの、ハラソウギャーテイのような発声です。 相撲(スマイ)の技の初手もショテイと読みますし、留める(霊止まる)意味合いがあるテイ(定、停)は、伊勢神宮など残される古代語(肥人書、クマフミ)において、重要な役割をはたしていました。 そういたしますと、熊本弁での道案内のギャンイッテのテはテイで、探すのではなく留まりなさいと聞こえます。 ところで、お経を翻訳した亀茲国の鳩摩羅什は、如何なる道案内を試みたのでしょう。 また、歌詠みに古代世界の謎を封印した古今集をさらに編纂した定家は、何に気づいたのでしょう。 歌詠みのルーツは、伊勢神宮の肥人書(神代文字)のルーツと同じで、今の人吉球磨(雉馬の里)です。 写真右側は、自宅玄関の定家(ハツユキ)カズラです。 名の由来は、定家が愛した式子内親王の墓に絡み付いたからと言われていますが、カズラは魂の緒線の象徴で、この命綱の存在が、如何なる冒険の旅でありましても、魂の古巣(烏の巣)へ帰還できる、私たちに真の自由をもたらしているのです。
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