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yamato-567

多次元世界の虚実と、浦島太郎の白髪

浦島太郎が、竜宮城から帰還した際に、時間の感覚がズレていましたのは、鏡の表面の津久黄泉に棲む私と、鏡から反射したスサノヲの世界に住む私との多次元世界の間で、意識が行き来しました時に、前の世界の状況を引きずっていたためです。

ちょうど夢をみている途中で、突然、体が起きて、寝ぼけているようにです。

ところで、海がスサブ事を、時化(シケ)と書きますが、まさに時化は、化けているという事です。

時が化けものだと申しますのは、おかしな表現ですが、時間の感覚は、意識の有り様で変わります。

また、朝がやって来ますように、生成化育(稲荷)する来常(狐)は、化かす暗示です。

同じに分離解体(シヴァ刈り)する田貫(狸)も、化かす暗示です。

要するに、狐と狸の化かし合いとして多次元世界はあり、不動(霊止、-+)として御座に居る何かには時化(荒波)はなく、多次元世界はありません。

ところで、玉手(真名)箱を開けた浦島太郎が白髪になりましたのは、実体(不動)は、時間や空間に影響されていない、まるで掴み所がないケムリのようであるという悟り(白毫、眉間の三ツ目、666)の暗示です。

海が存在するために、波(時化)が必要なわけでないように、あなた(私)は在るのです。



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